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親子の会話と少しの工夫で、食事はもっと楽しくなる!【前編】

2017年11月24日

食卓を囲む楽しい時間。それなのに、「もっと野菜を食べなさい!」「いつまでもだらだら食べないの!」なんて、ついつい叱っていませんか?

子どもとの食事で重要なことは、「栄養を摂る」ことだけではありません。もっと大切にしたいのは、この先子どもたちが「食べるって楽しい」と思えるような、心の栄養をたくさんとれる食卓の風景をつくりだすことなのです。

食事のときに大切にしたいことや具体的な工夫について、相模女子大学名誉教授の阿部芳子先生にお聞きした内容を「前編」「後編」で掲載します。食事は毎日のこと。普段の生活から少しずつでも参考にしてみてください。

前編は、「食事で大切にしたい3つのこと」のお話です。

 

1つめは「楽しく食べること」

子どもにとっての食事の目的はまず、成長のために必要な栄養を摂ること。もうひとつ大切なのが、家族や親しい人と食卓を囲むのは楽しい!と、ごく自然に子どもに実感させることです。「叱られるのではとビクビクしたり、心が不安定な状態だったりすると、咀嚼も代謝もスムーズにいかないという研究結果も出ているんですよ」と阿部先生。

 

2つめは「親子で会話をすること」

食事は親子のコミュニケーションの場だと考え、好き嫌いなどを頭ごなしに叱りつけるのではなく、きちんと会話をしてみましょう。阿部先生曰く「『牛乳は骨を強くするカルシウムが入っているから飲んだほうがいいのよ』などと丁寧に話せば、そのときは飲めなくても、“牛乳は栄養があるもの”であるとわかり、大きくなったときに、飲んでみようとチャレンジするきっかけにもなりますよ」とのこと。

 

3つめは「感謝の気持ちを伝えること」

「食べ物が豊富にある現代では、素材はもちろん、誰かがお料理をしてくれているからこそ食事ができるということを、わかっていない子が多いんです」と阿部先生。野菜などの作物を作ってくれる人がいること、毎日おうちの人が料理を作っていること、仕事をしているから食べ物を買えることなど、多くの人に感謝の気持ちを抱くことを伝えましょう。そのことが理解できれば、むやみに好き嫌いをしたり、平気で残したりすることも減ってくるはずです。

 

後編では、食事の悩み別に、具体的な工夫ポイントをお伝えします。

 

阿部芳子 プロフィール
相模女子大学名誉教授。博士(学術)。管理栄養士、中医薬膳専門栄養士、国際薬膳師。日本調理科学会監事(関東支部)。保育園での栄養士アドバイザーとしても長年指導にあたってきた。

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