おうちで和食

TOP > 記事

十人十色の育ち方 ~④ 空気を読めない男の子Dくん~

2018年2月12日

空気を読めない男の子

子どもはいろいろ、文字通り「十人十色」。子どもの「できない」ことに目を向けるのではなく、今「できている」ことに注目してみることが肝心です。

このシリーズでは、子育ての中で思わず「あるある!」と感じる、子どもたちのいろんな行動について、周りの大人はどのように寄り添えばいいのか、紹介していきます。

 

早いもので今回が最終回。4歳年中の男の子Dくんの行動を紹介します。
Dくんはゲームや電車などの興味のある話題を一方的に話したり、場面や状況を考えずに話し出したりしてしまうことがあります。また、集中力が続かず、別のことを始めたり寝転がったりしてしまい、気に入らないことや嫌なことがあると激しく泣いて訴えます。

集中力が続かず、集団の中でうまく過ごせない子どもには、まずは周りの大人との信頼関係を築き、クラスなどの集団への所属意識をもてるようにすることが大切です。

Dくんの場合は、好きな電車の話などを一緒に楽しみながら信頼関係を築き、安心感を得ることができました。そのうえで、本人の理解と納得が望める声かけをしていきます。

Dくんは劇遊びのとき、自分の出番ではないときに出てしまったり、内容が理解できず違うことをしてしまったり、ということがよくありました。そこで、紙芝居を作り、動きと絵を合わせて伝えてみると、劇遊びの見通しがもて、他の子の動きを見てまねっこをしたり、今は何をしているのかを考えて参加できるようになりました。また、時間を区切ることで、集中力も保てるようになりました。

 

子どもは十人十色。その子に合った伝え方を見つけ、理解を促すことが大切です。ありのままの子どもを受け止め、広い心で理解していきましょう。

 

同じシリーズの他の記事はこちら↓

十人十色の育ち方 ~① 歩き回る博士タイプの男の子Aくん~

十人十色の育ち方 ~② 言葉ではなく、手が出てしまうBくん~

十人十色の育ち方 ~③ 発達がゆっくりマイペースな女の子 Cちゃん~

 

河合高鋭 プロフィール
横浜国立大学大学院教育学研究科修了。修士(教育学)、特別支援教育士、日本ムーブメント教育・療法協会認定常任専門指導員。現在、鶴見大学短期大学部保育科講師。社会福祉法人相模原市社会福祉協議会福祉のしごと・魅力づくり検討委員会委員長を務める(2015年~2017年)。また、一般社団法人Get in touchで活躍中。障がいのあるなしにかかわらず、どの子にもうれしい保育をめざし日々幼稚園や保育所へ出向き奮闘中。

出典元「小学館ウェブ子育てカフェ

関連キーワード

おすすめ記事

Ranking-人気記事-

Keyword-キーワード-

  • Twitter
  • Facebook
  • Instagram
  • Youtube